住宅ローンの審査に落ちてしまうと「もう家は買えないのでは」と落ち込んでしまいますよね。
ですが、理由を理解すれば改善できる可能性は十分あります。
- 勤続年数や収入が基準を満たさず不安…
- 過去のクレジットや借入の影響が気になる…
- 自己資金や返済計画に自信が持てない…
こうした悩みを多くの方が抱えています。
本記事では住宅ローンが通らない代表的な原因を整理し、それぞれに対する改善策を具体的に紹介します。再挑戦の道筋を知り、安心してマイホームの夢に近づいていきましょう。
住宅ローンに不安を感じている方は、
岸和田・南大阪エリアで豊富な実績を持つムツミ不動産へご相談ください。
金融機関との調整やローン計画のサポートも含め、
安心できるマイホーム購入を伴走します。
住宅ローンに通らないのはよくあること?

住宅ローンの審査に通らないという経験は、決して珍しいことではありません。金融機関は貸し倒れリスクを避けるため、収入や信用情報など多方面から申込者を審査します。そのため、一つの要因が不利に働いただけでも否決されるケースがあります。
ただし、審査基準は銀行・信用金庫・フラット35など金融機関ごとに異なり、1社で通らなかったからといって全てが不可能になるわけではありません。また、「事前審査(仮審査)」と「本審査」では確認内容が異なります。事前審査で落ちた場合でも、本審査に進む前に改善策を講じれば十分に再挑戦は可能です。
つまり「通らなかった=諦めるべき」ではなく、「原因を知って対策する」ことが重要になります。
住宅ローンが通らない主な5つの原因
年収や勤続年数が基準に満たない
金融機関は返済能力を判断する際、年収や勤続年数を重視します。一般的には「返済負担率=年収に対する年間返済額の割合」が基準となり、400万円未満で30%以内、400万円以上で35%以内が目安です。例えば年収300万円の場合、年間返済額が90万円を超えるとリスクが高いとみなされます。
個人信用情報(延滞・カードローン・リボ払い)
審査では信用情報機関に登録された記録が必ず参照されます。クレジットカードの延滞や携帯料金の未払い、リボ払いの多用は「返済リスクが高い」と判断される要因です。特に直近の延滞や長期延滞はマイナス影響が大きく、数年間は履歴が残ります。
他の借入が多い(自動車ローンやカードローン残債)
自動車ローンやカードローン、教育ローンなどの返済が多い場合、住宅ローンの返済余力が低いと判断されます。複数の借入は「総返済負担率」を押し上げ、融資額を減額されたり否決されたりする原因になります。
健康状態や団体信用生命保険の加入条件
住宅ローンは団体信用生命保険(団信)加入が原則です。健康状態によって団信に加入できない場合は、審査が否決されることがあります。ただし、最近は持病があっても加入可能な「ワイド団信」や引受条件緩和型の商品も増えており、金利が上乗せされるものの選択肢は広がっています。
提出書類の不備や虚偽申告
源泉徴収票や確定申告書、決算書などの不備は、金融機関に「信頼性が低い」と判断される要因です。また、年収を実際より多く記載するなど虚偽が発覚すると、将来的にローン契約の解除や法的リスクを招きます。
提出書類の不備や虚偽申告は、思わぬ審査落ちの原因となります。
正確な書類準備に不安がある方は、専門家のサポートを受けるのが安心です。
ムツミ不動産では、金融機関に提出する書類の整え方や
銀行との調整を含めてサポートしています。
住宅ローンに通らないときの改善策
借入額が年収に対して大きすぎる場合は、頭金を増やすか返済期間を延ばす方法が有効です。返済負担率は年収の25〜35%以内を目安にすると無理のない返済計画を立てやすくなります。
年収別の安全な借入額(返済負担率の目安)
| 年収 | 返済負担率25% | 返済負担率30% | 返済負担率35% |
| 300万円 | 約1,875万円 | 約2,250万円 | 約2,625万円 |
| 400万円 | 約2,500万円 | 約3,000万円 | 約3,500万円 |
| 500万円 | 約3,125万円 | 約3,750万円 | 約4,375万円 |
クレジットカードやリボ払いの整理
不要なカードを解約し、リボ残高を完済することは信用情報の改善につながります。
勤続年数・収入を安定させる工夫
転職直後や収入が不安定な時期は避け、少なくとも1年以上同じ職場で勤務した後に申し込むのが望ましいです。
医療保障や団信の選択肢を検討
団信に加入できない場合は、ワイド団信やフラット35などの選択肢があります。
複数の金融機関を比較する
住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なります。
住宅ローン審査を通すために知っておくべきポイント

金融機関が重視する返済負担率とは?
住宅ローン審査で特に重要視されるのが「返済負担率」です。これは年収に対してどの程度の割合を返済に充てるかを示す指標で、金融機関はこの数値を基に返済可能性を判断します。
計算式は以下のとおりです。
返済負担率 = 年間返済額 ÷ 年収 ×100
金融機関の基準は一般的に次のとおりです。
- 年収400万円未満の場合:返済負担率30%以内
- 年収400万円以上の場合:返済負担率35%以内
例えば、年収400万円の方が年間120万円を返済する場合、返済負担率は30%となり、基準ギリギリになります。一方、同じ返済額でも年収500万円なら負担率は24%となり、審査上は余裕があると判断されます。
返済負担率が高すぎると「返済に無理がある」と見なされ、融資額を減らされたり否決されるリスクがあります。 そのため、借入額を調整して25〜30%程度に収めるのが安全です。
夫婦の収入合算や連帯債務の活用
夫婦で収入を合算すれば借入可能額を増やすことができます。また、連帯債務を利用することで双方が住宅ローン控除を受けられるケースもあります。家族構成に合わせた方法を検討しましょう。
地域密着の不動産会社に相談するメリット
地域に根ざした不動産会社は、地元金融機関とのネットワークを活かした調整力を持っています。書類の準備や金融機関との交渉に不安がある方も、専門知識を持つ相談先があることで安心して進められます。
住宅ローンが通らない原因や改善策を理解した上で、実際にどう改善して通過したのか気になる方も多いと思います。具体的な再挑戦の成功事例を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください →【住宅ローン審査落ちでも通る!?審査に強くなる住宅ローン対策と成功事例】
まとめ|住宅ローンが通らなくても諦めない
住宅ローンが通らない場合でも、原因を正しく理解して改善すれば再挑戦は十分可能です。
大切なのは無理のない返済計画と信用情報の整理、そして自分に合った金融機関を選ぶことです。
一人で悩まず、専門家に相談することで最適な解決策を見つけられます。
住宅ローンに落ちてしまった方も、
改善策を踏まえれば再挑戦できます。
ムツミ不動産では金融機関との調整や返済計画の立案を含めてサポートいたします。
諦める前にぜひご相談ください。
